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活動紹介 ……こんな活動をしています

学校5校を建設

バンテアイチャクライ中学 カンボジア教育支援基金は1993年に発足しました。
 まずコン・ボーンさんの郷里、プレイヴェン州プレアスダック郡内で学校建設支援に取り掛かりました。同年12月、最初のバンテアイチャクライ中学を建設。翌1994年8月に2校目のプラティアート中学。同10月3校目のソンポーン小学校。1997年には4校目のプレイトープ小学校。
 KEAF-Japanの沿革で説明したような事情で、5校目は先生の生活支援も組み込んだ「モデル校」としてカンボジア日本友好学園を建設することになりました。村人たちの大きな夢と期待を背負って1999年10月、同学園がスタートを切りました。組織の立ち上げから5校の建設まで運動を引っ張り、軌道に乗せた初代(共同)代表の村井孝至さんは体調を崩していましたが、2000年1月の同学園開校式に出席し、帰国後間もなく亡くなりました。悲しい出来事でした。

教科書支援、教材・文具支援

えんぴつ 2007年夏にカンボジア日本友好学園への支援を終了し、本基金の現地活動は、そのほかの4校および周辺の学校への支援に目標を定めています。その支援活動の柱になっているのが、教科書支援です。
 教科書は文部省が生徒全員に行き渡るよう配布することになっているのですが、なぜか地方へ行くほど教科書が足りなくなるのです。インフラや、教育部門のシステム上に問題があるようです。私たちはプノンペンの教科書印刷出版所や書店、マーケットで不足分の教科書を調達し、届けています。

 ノート、鉛筆、ボールペン、定規、理科実験用具、辞書などの教材やサッカーボール、バレーボール、バレーボール用ネットなどスポーツ用具の支援も行なっています。

奨学金支援

 高校生徒約70人に年額40ドルの奨学金を支給(義務教育の小中学生には政府奨学金があります)。月額にすれば約4ドルですが、学校へ行きたくても家が貧しくて行けない子どもにとっては、大切なお金です。

修学旅行

 支援地域の子供たちのほとんどはプノンペンに行ったことがありません。08年にはじめてプロモルプロム高校3年生の日帰りプノンペン旅行(修学旅行)を企画、経費を支援しました。09年4月に2回目の支援を行いました。

寄宿舎建設

 高校の数が少ないので自転車の長距離通学となる生徒が多く、これが理由で進学を断念するケースが少なくありません。プロモルプロム高校がこうした生徒のための寄宿舎建設を進めているので、これを支援しています。09年夏には28人が寄宿できる宿舎(トタン葺き)が完成します。

パソコン

 カンボジアもパソコン時代に入り、学校から文部省に出す生徒の名簿や成績表など各種報告文書は全てパソコン書きにすることになりました。ところが文部省がパソコンを配備してくれるわけではありません。先生方は大困りです。これまでに3校にパソコンを支援しました。

日本人ボランティア教師の派遣

 カンボジア日本友好学園には例年、生徒に日本語を教える任期1年のボランティア教師(多くは学生)を派遣してきました。07年からはプロモルプロム高校にKEAFのボランティア教師派遣を始めました。
 ※ボランティア教師からの報告についてはこちらをご覧ください。

スタディツアー

 夏休み・春休みを中心に、1週間から10 日ぐらいの日程で、KEAFが支援する学校や地域を訪問して、生徒・先生・村人と交流したり、プノンペンの孤児院などを視察したりするスタディツアーを募集、実施しています。オプションとしてアンコールワット観光も楽しめます。
 ※スタディーツアーの詳細についてはこちらをご覧ください。

講演会

 カンボジアの状況をはじめ途上国とその支援問題などを学ぶ勉強会や講演会などを随時開催します。

フリーマーケット

 自主収入を得るために各地のフリーマーケットに出店してきました。しかし、担当のベテラン・スタッフが引退したあと、頓挫しています。再開の道を模索中です。

カンボジア通信の発行

 会報紙「カンボジア通信」を年4回発行しています。カンボジア現地での支援活動、奨学金受給生徒の写真付紹介、ボランティア教師の「奮闘記」、スタディツアー参加者の体験記、組織や財政の状況などを報告しています。
 ※カンボジア通信はこちらからご覧ください。